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育成システムの概要
統計エキスパート育成システムとは
コンソーシアム参画機関(大学等)では、育成された大学統計教員が中核となって機関内に「統計エキスパート育成システム」を構築し、機関所属の大学院生を「統計エキスパート」に育成します。
つまり、各参画機関の「統計エキスパート育成システム」において適正に修了認定された者が、このプロジェクトにおける「統計エキスパート」です。
- 統計エキスパート … 統計を駆使して学術研究や産業界等に貢献することができる人材。このプロジェクトで参画機関(大学等)が育成するのは、諸科学分野の大学院修士の統計エキスパート。
海外の統計教育システムの動向
わが国の統計教育システムの開発に活用するため、統計質保証推進協会(協力機関)に委託し、海外の統計教育第一人者による大学院レベルの統計教育の現状・変容・位置付けなどに関する招聘講演を実施しました。
また、大学教職員を対象とする各種の教育・研修プログラムを開発・実践する広島大学(協力機関)に委託し、英国等を中心に統計エキスパートを育成するシステムやカリキュラム・研修等に関する情報収集・分析を実施しました。(「英国の統計教育の動向 報告書」は、2022年3月時点の情報によるものです)
(参考)
統計エキスパート育成システムに関し、文部科学省のプロジェクト公募要領では、次のように記載されています。
1.事業の概要
(2)目的
「育成されたエキスパート人材が大学等で核となり、統計学や融合領域に係る教育や活動の普及・展開を行う体制(統計エキスパート人材育成エコシステム)を構築すること」
(注)育成されたエキスパート人材=中核機関で育成された大学統計教員「『統計エキスパート人材育成エコシステム』とは、シニア研究者等により育成された統計エキスパート人材が、育成後に、その所属する各大学等において、統計学に関する教育・研究の中核的役割を果たし、当該大学等において大学院生等の人材をさらに育成するという人材育成の好循環システムを意味します。」
「①で育成された人材が所属する各機関において更に人材を育成することにより5年間の事業期間も含め10年間で約500名の統計エキスパート人材を育成すること」
(注)①で育成された人材=中核機関で育成された大学統計教員3.審査方法
(3)審査の観点 ②育成計画・目標人数
「育成された統計エキスパート人材による、育成後に所属する各機関における人材(大学院生を想定)の育成計画・目標人数は優れているか、また実現可能性があるか(育成された統計エキスパート人材1名あたり最低でも3名を1年間で育成すること)」
(注)育成されたエキスパート人材=中核機関で育成された大学統計教員