Activities

育成センターの活動

エジプト政府 中央統計局から11名の統計家が来訪

JICA国別研修の一環として2024年12月10日(火)、エジプト政府中央統計局から国民経済計算部統計官をはじめとする11名の統計家が、JICA、総務省統計局のコーディネータ3名とともに統計数理研究所に来所しました。昨年5月26日に大学統計教員育成センターを来訪したのに続き、二度目の来所となります。

鎌谷国際連携推進室長がファシリテーターを務めた本研修は全行程英語で行われ、「統計エキスパート人材育成プロジェクト」の関連施設見学と説明も計画に組み込まれました。

午前中は椿所長による「統計数理研究所の概要と統計科学について」の講義の後、栗木院長の案内で統計思考院を見学し、昼食休憩を経て午後は、千野大学統計教員育成センター長による「国際標準に見るレジスターベース国勢調査」と題した講義が実施されました。その後は、上野統計科学技術センター長/図書室長の説明で、地下計算機室、図書室を見学し、最後は国立極地研究所の南極・北極科学館にも立ち寄りました。

全ての研修生は事前に資料を読み込んで、講義や施設見学の説明を熱心に聞いて興味深く質問しつつ、時折笑顔も見せていました。限られた時間ながらも充実した1日を過ごして帰還した様子が窺えました。

2023年の来訪の様子

大学統計教員育成センターとは

「大学統計教員育成センター」は、文部科学省の公募事業「統計エキスパート人材育成プロジェクト」を推進するため、統計数理研究所の新たな研究施設として、2022年1月に設置されました。
センターの組織は、「統計エキスパート人材育成コンソーシアム」の運営やプロジェクト全体の推進を担当する「統括部」と、大学統計教員育成研修の企画・実施を担当する「研修部」から構成されています。さらに、「研修部」は、「研修主幹」と「教育システム開発主幹」から構成されており、複数のシニア大学統計教員により、コンソーシアム参画機関である大学等の若手研究者を大学統計教員に育成する研修を実施しています。
大学統計教員育成研修は、各期2年間の研修を3期にわたり実施します。今後、育成された大学統計教員が全国の大学等で統計エキスパートをさらに育成していくという、統計エキスパート育成の好循環を作り出していくことを目指します。

大学統計教員育成センターはどのような組織か

大学統計教員育成センターの組織

大学統計教員育成センターのメンバー

統計数理研究所 大学統計教員育成センター(2023年4月現在)

事業管理責任者 所長 椿 広計
人事管理責任者 副所長

南 和宏

経理管理責任者 副所長 山下 智志
研究企画責任者 副所長 川崎 能典
センター長 特任教授 千野 雅人
統括部長 特任教授 澤村 保則
研修部長 特任教授 中西 寛子
研修主幹 特任教授 中西 寛子
教育システム開発主幹 特任教授 水田 正弘
シニア大学統計教員 特任教授 岩崎 学
シニア大学統計教員 特任教授 国友 直人
シニア大学統計教員 特任教授 清水 邦夫
シニア大学統計教員 特任教授 三輪 哲久
シニア大学統計教員 特任教授 折笠 秀樹
シニア大学統計教員 特任教授 神保 雅一
研修担当 特任教授 神谷 直樹
研修担当 特任准教授 高柳 昌芳
教育システム開発担当 特任教授 赤穗 昭太郎
教育システム開発担当 特任教授 室田 一雄

「大学統計教員育成センター」執務室(左から、椿所長・川崎副所長・千野センター長・山下副所長)

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