Activities

育成センターの活動

エジプト政府 中央統計局 統計家10名が来訪

 2023年5月26日、エジプト政府 中央統計局( Central Agency for Public Mobilization and Statistics:CAPMAS )の  Ahmed Watany氏(Data Warehouse Team Leader)ら10名の統計家(statisticians)が、統計数理研究所 大学統計教員育成センターに来訪しました。
 これは、エジプト国における公的統計データの質向上を図るため、CAPMAS 職員の能力強化を目的とした技術協力の要請が我が国にあり、国際協力機構 JICAによる「エジプト政府 中央統計局における統計情報の質向上プロジェクト」が総務省統計局を中心に実施されたことに伴い、研修の一環として来訪したものです。
 育成センターでは、千野雅人センター長が対応し、CAPMASにおける統計人材の育成や最新の公的統計の理解に役立つよう、「統計エキスパート人材育成プロジェクトの推進」の状況のほか、「パンデミック下の世界の国勢調査の実施と品質」、「統計数理研究所の概要」などを説明しました。CAPMASからは、エジプトの2020年ラウンド国勢調査の品質などについて紹介がありました。

大学統計教員育成センターとは

「大学統計教員育成センター」は、文部科学省の公募事業「統計エキスパート人材育成プロジェクト」を推進するため、統計数理研究所の新たな研究施設として、2022年1月に設置されました。
センターの組織は、「統計エキスパート人材育成コンソーシアム」の運営やプロジェクト全体の推進を担当する「統括部」と、大学統計教員育成研修の企画・実施を担当する「研修部」から構成されています。さらに、「研修部」は、「研修主幹」と「教育システム開発主幹」から構成されており、複数のシニア大学統計教員により、コンソーシアム参画機関である大学等の若手研究者を大学統計教員に育成する研修を実施しています。
大学統計教員育成研修は、各期2年間の研修を3期にわたり実施します。今後、育成された大学統計教員が全国の大学等で統計エキスパートをさらに育成していくという、統計エキスパート育成の好循環を作り出していくことを目指します。

大学統計教員育成センターはどのような組織か

大学統計教員育成センターの組織

大学統計教員育成センターのメンバー

統計数理研究所 大学統計教員育成センター(2023年4月現在)

事業管理責任者 所長 椿 広計
人事管理責任者 副所長

南 和宏

経理管理責任者 副所長 山下 智志
研究企画責任者 副所長 川崎 能典
センター長 特任教授 千野 雅人
統括部長 特任教授 澤村 保則
研修部長 特任教授 中西 寛子
研修主幹 特任教授 中西 寛子
教育システム開発主幹 特任教授 水田 正弘
シニア大学統計教員 特任教授 岩崎 学
シニア大学統計教員 特任教授 国友 直人
シニア大学統計教員 特任教授 清水 邦夫
シニア大学統計教員 特任教授 三輪 哲久
シニア大学統計教員 特任教授 折笠 秀樹
シニア大学統計教員 特任教授 神保 雅一
研修担当 特任教授 神谷 直樹
研修担当 特任准教授 高柳 昌芳
教育システム開発担当 特任教授 赤穗 昭太郎
教育システム開発担当 特任教授 室田 一雄

「大学統計教員育成センター」執務室(左から、椿所長・川崎副所長・千野センター長・山下副所長)

ページトップへ戻る