workshop 2
第2回ワークショップを開催しました
第2回「統計エキスパート育成システムの構築」に向けたワークショップ ~なぜ今、統計エキスパート育成か~ を開催しました(2022年8月31日)
プログラム
【司会進行】 | 千野 雅人 (統計数理研究所 大学統計教員育成センター長) |
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14:00~14:10 | 「なぜ今、統計エキスパート育成か?」 椿 広計 (統計数理研究所 所長) |
14:10~14:40 | 「英国における統計教育をめぐる動向」 小林 信一 (広島大学高等教育研究開発センターセンター長) |
(14:40~15:40) | 「統計エキスパートの育成に向けて」 |
14:40~15:00 | 「大学統計教員育成研修と参画機関との連携」 国友 直人(統計数理研究所大学統計教員育成センター特任教授) |
15:00~15:20 | 「情報データ科学部創設の現状と目指すもの」 西井 龍映(長崎大学情報データ科学部学部長) |
15:20~15:40 | 「5万人の学生を対象とした統計教育 ~統計エキスパート育成に向けて~」 堀井 俊佑(早稲田大学データ科学センター准教授) |
15:40~16:10 | 「統計エキスパート育成をどのように進めるか?」 参加者によるディスカッション |
開催結果
「統計エキスパート人材育成コンソーシアム」では、海外及び国内の大学・大学院教育における統計エキスパート育成システム構築に関する情報を共有し、コンソーシアム会員を始めとする我が国の大学等における統計エキスパート育成に向けた取組を推進するため、2022年8月31日(水)に「第2回『統計エキスパート育成システムの構築』に向けたワークショップ」を開催しました。
新型コロナウィルス感染拡大防止のためオンライン形式で開催されたこのワークショップは、コンソーシアムの会員に加え、関係する国の機関・地方公共団体や、大学・研究機関・民間企業等 63 機関・部門から合わせて 135名が参加して、千野雅人 統計数理研究所所大学統計教員育成センター長の進行のもと、椿広計 統計数理研究所長による「なぜ今、統計エキスパート育成か︖」のオリエンテーションにより幕を開けました。
その後、広島大学高等教育研究開発センターの小林信一センター長による「英国における統計教育をめぐる動向」の海外事情報告に続いて、統計数理研究所大学統計教員育成センターの国友直人特任教授、長崎大学情報データ科学部の西井龍映学部長及び早稲田大学データ科学センターの堀井俊佑准教授から、「大学統計教員育成研修と参画機関との連携」や「統計エキスパート育成システムの構築に向けた取組状況」についての課題提起・報告等が行われました。
報告後のディスカッションでは、椿広計所長の進行のもと、4人の報告者を中心に、「統計など専門分野毎の教育プログラムの認定・認証、質保証」、「統計エキスパート育成に向けた標準的なカリキュラム・教材の在り方 」や「統計検定の活用余地」などについて熱心な議論が行われ、参加の方々のご支援とご協力をお願いして閉会となりました。
なお、一般参加者からの質問「統計学との相性が難しい文系等の分野との関わり」について、「統計学は数学であるとの誤解や、標本数20程度で因子分析を適応するなどの無理のある応用も散見されるものの、今後すべての教員の統計スキルが上がってくれば、そのような状況も解消していくものと考えている」との事後回答がありました。